知る人ぞ知る熱気球競技(バルーン競技)の魅力

 

 

熱気球の競技ががあるのをご存知でしょうか?実は春~秋に全国各地で熱気球大会が開催されています。インスタ映え間違いなしの熱気球競技をご紹介していきます。

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熱気球競技って何を競うの?

 

誰が一番速いかではなく、いかに正確に飛べるかを競う!

ターゲットと呼ばれる指定された地上のゴールに、熱気球からマーカー(砂袋)を落とします。

よりターゲットに近いところにマーカーを落としたチームが高いポイントを獲得でき、様々な競技種目(タスク)で最も多くポイントが高かったチームが優勝となります。

 

基本的なルール

基本的に熱気球競技は2日から5日間の早朝または夕方に行われます。競技前に当日の風向きや天候などを考慮して20種類ほどあるタスクの中からどのタスクで競うか決めます。

熱気球自体には操縦桿はありません。パイロットが操ることができるのは高度を上げるか下げるかのみです。いかにチームで連帯して風を正確に読むことができるかが勝敗のカギとなります。

 

主なタスク

① ジャッジ・デクレアド・ゴール(Judge Declared Goal 通称JDG)

各チームが大会主催者が決めた数km先のターゲットを目指し、マーカーを落とします。

 

② パイロット・デクレアド・ゴール(Pilot Declared Goal 通称PDG)

各チームが飛ぶ前に自ら決めたターゲットを目指し、マーカーを落とします。

 

③ フライ・イン(通称FIN)

各チームが自ら離陸地を決め、指定のターゲットにマーカーを落とします。

 

④ フライ・オン(通称FON

各チームが離陸後に自ら決めたターゲットにマーカーを落とします。ほかのタスクと組み合わせて行われます。

 

 

主な国内の大会

アジア最大級!「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ

佐賀県佐賀市嘉瀬川河川敷で毎年10月下旬から11月上旬にかけて行われるこの大会は、競技用熱気球を含め、17の国と地域から来た100機以上のバルーンが空を彩ります。過去には熱気球世界大会も開催されました。競技観戦に約80万人が訪れ、競技以外にも熱気球教室(※搭乗はできません)やライブイベント、佐賀の特産品を集めた市場など様々な催し物で一日中楽しむことができます。

 

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ2019

日程 2019年10月30日(水)~11月5日(火)

※ バルーン競技・イベント開催期間 = 10月31日(木)〜11月4日(月・祝) 5日間

会場 佐賀県佐賀市嘉瀬川河川敷 及び佐賀平野一帯

 

公式サイト

www.sibf.jp

 

最も歴史がある「北海道バルーンフェスティバル」

1974年に北海道上士幌町(かみしほろまち)で日本初の熱気球イベント、「第1回熱気球フェス」が行われ、「第3回熱気球フェス」で熱気球競技大会が日本で初めて開催された歴史のある大会です。競技のほかにも真夏の夜をカラフルな熱気球が幻想的な世界を作るバルーングローや搭乗体験ができるイベント、付近には「ぬかびら温泉」もあり、カップルやファミリーで楽しむことができます。

 

北海道バルーンフェスティバル

日程 8月上旬~中旬の3~4日間(2018年 8月10日(金)~8月12日(日))

会場 北海道河東郡上士幌町 上士幌町航空公園

 

公式サイト

www.kamishihoro.jp

 

サーキットだけじゃない!「鈴鹿バルーンフェスティバル」

鈴鹿と聞いたらサーキットを連想する方も多いと思いますが、鈴鹿川河川敷にて熱気球競技大会も11月下旬に開催されます。競技大会のほか、バルーンを使ったイルミネーションや搭乗体験、熱気球教室も行われます。

 

日程 11月上旬の5日間(2018年11月23日(金・祝)~25日(日) ※11月22日(木)は公式練習日)

会場 三重県鈴鹿市 鈴鹿川河川緑地・鈴鹿サーキット

 

公式サイト

suzuka-balloon.jp

 

その他の全国の熱気球競技大会の日程は下記より確認できます。

日本気球連盟〜2018熱気球大会予定〜

 

 

まとめ

認知度はまだまだ低い熱気球競技ですが、近年では色鮮やかな熱気球が青空を飛ぶ姿がインスタ映えすると密かに人気を集めています。また、競技としても熱気球が離陸すると観客が手を振って見送ったり、マーカーを落とした瞬間に歓声が上がるなど非常に盛り上がる競技です。目の前に熱気球が上がる光景は大迫力で、感動的です。

 

大会によっては搭乗体験もできるので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。